国際医療センター 小児病棟でのボランティアを通して
| 更新日:2009/07/06 |

活動中の様子
今回、私は国際医療センターの小児病棟に入院している子供たちと、遊びのボランティアとしてLITCを行なってきました。今回の目的は、入院している子供たちの笑顔を「粘土遊び」で作ろうという事で、達人の指導のもと、0歳から小学生まで、楽しみながら子供たちと約1時間一緒に遊びました。
今日の課題は『子犬を粘土で作ろう!』ということで、初めに粘土の素材から取り扱い・安全の高い粘土だという事を達人は説明してくれました。
私が一緒に作業を行なったのは、3歳の男の子でした。その子は左手に点滴をしていて、包帯が巻かれ、ほとんど使えない状態だった為、使える右手と私の手伝いでいろいろ作って行きました。プレイルームに来た時は寝起きだった為、いきなりたくさんのボランティアスタッフたちと初めて見る粘土の達人とで、「僕はこれから何をするのだろう?この人たちは誰だ?」と周りの状況を把握するかのように、きょろきょろ見回してばかりいました。綺麗な色をした粘土を渡してみたりしても、それをどうすればいいのだろうという表情をしていました。
そんな中、達人からのとても簡単な指導により、粘土を丸めて犬の顔にしたり、私が目を作ってあげて張り付けたり、形になるにつれて何を作っているか分かってくると、思っている事を言葉にしてくれるようになりました。犬に目や鼻が出来、耳を付けるようになる頃には、後ろにいるおばあちゃんに笑いながら見せて、楽しそうな様子でした。徐々に粘土にも慣れ、私にも慣れていくその子は、右手だけでもテーブルで粘土をこねれば、自分一人でも出来る事を見つけ出し、色の違う粘土を混ぜ合わせると違う色が出来上がる事を達人から指導を受けた後は、「青と白とオレンジを混ぜたい!」と、やりたい事をどんどん自分流に発展させながら取り組んでいました。
最終的には、子犬が出来上がり、子犬の周りに芝生や虹を作って装飾をして、プラスチックケースに入れて、どこにでも飾っておく事が出来るようにし、粘土遊びが終了しました。最後はみんなボランティアのスタッフたちに「バイバーイ!」と手を振りながら、病棟に帰って行きました。
また、看護師さんからの『3匹のこぶた』エプロンバージョンで、布で出来たかわいいこぶたの話を聞く事時間もありました。
動きのあるのものには子供たちの目はとても真剣で、ストーリーの中に入っていく様子も見ることが出来ました。

粘土で作った作品の数々
普段、遊びのボランティアの皆さんはこの病棟に毎週土曜日プレイルームにて、子供たちへの遊びの時間を提供しています。そして、一か月に一回、このような大きいな遊び事をイベントとして、看護師の方が宣伝をしてくださって、今回のように粘土遊びや季節に合わせた行事を行っています。
入院中の子供たちの中には、遊びに行きたくてもベッドから下りることは出来なく、プレイルームにすら出て来られない子供もいます。そんな子にはボランティアさんが病室で出来る事を一緒に遊んだりもしています。
今回は予想していたよりも多くの子供たちが遊びにきてくれました。子供たちと一緒に来ていたお母さんたちも楽しそうに遊んでいました。やはりお母さんが喜んでいるとその子供の笑顔が増えますし、久し振りに触った粘土遊びに、私もちゃっかり楽しんで取り組んでしまいました。
そうなると、子供たちの笑い声や笑顔が続き、本当に病気を持っている子たちなのか忘れてしまう事もありました。
実は私は一緒に行なっていた子の病気の事はまったく知りませんでした。ただ、その方がそのままの自分でその子と遊べるようにも感じました。普段はずっとベッドに寝ている子たちが少しでも遊べる場をと、頑張っているNPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティアの皆さんたちと、今後ももっと深く関わっていき、どんどん広めて入院中の子供たちの笑顔を取り戻せたらと考えるようになりました。
遊びのボランティアの皆さん、素敵な機会をどうもありがとうございました。
高橋 由紀
| NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア 坂上 和子様 からのお言葉 |

